令和8年午歳特別記念 極楽の扉、地獄の扉 ―大絵馬に込められた祈り―

令和8年午歳特別記念 極楽の扉、地獄の扉 ―大絵馬に込められた祈り―

2026年は、十二年に一度の「坂東三十三観音 午歳特別結縁巡礼」という記念すべき年にあたります。
長い歴史において、午歳は観音様とのご縁が最も深まる特別な年とされ、古より多くの人々がこの機縁に祈りを捧げてまいりました。
この節目を記念し、当館では日本人の死生観の根幹を成す「地獄と極楽」、そして「観音救済」をテーマに特別展を開催いたします。

かつての人々にとって、死後の世界は今よりもずっと身近で切実な問題でした。
凄惨な苦しみが続く地獄の様相に怯えて現世の罪を悔いる一方、人々はそこからの救済を心から渇望し、現世利益を授ける観音様の慈愛や、極楽浄土の清らかな輝きに思いを馳せてきました。

本展では、人間の根源的な恐怖を映し出す「地獄絵図」と、それとは対照的な理想郷として表現された「極楽浄土」の世界、そして救いの手を差し伸べる「観音菩薩」のお姿を一堂に展覧いたします。
また午年特別結縁巡礼を記念して、当館所蔵の貴重な《大絵馬》を特別公開いたします。

社会が大きな変化に直面する現代において、時代を超えて人々が抱き続けてきた「救い」の形をこの特別な午歳の機会にぜひご高覧ください。

開館時間 9:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日 7月6日(月)~8日(水)
入館料
大人(中学生以上) 500円
小人(小学生) 200円

※長谷寺拝観料別途(大人400円・小学生200円)

お問い合わせ 〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
宗教法人長谷寺内
TEL 0467-22-6100 FAX 0467-22-6101

2026年春季展「女神と祈り、春の目覚め」

2026年春季展「女神と祈り、春の目覚め」

厳冬を越え、万物が力強く鼓舞される春は古より新たな知恵や文化が芽吹く清新な季節です。
本展はこの輝きに満ちた季節をテーマに、日本美術に脈々と受け継がれてきた「生命」と「祈り」という二つの精神性に光を当て、その豊かな造形美をご紹介します。

古来、日本人は独自の信仰の中で、神秘的な自然やたおやかな女神の姿に、万物の生命の起源を見出してきました。
当館初公開の《女神懸仏》や、福徳を司る弁才天、そして慈愛に満ちた観音菩薩――時代を経て人々が「生命」を生む女性像を重ねた理想的な「女神」の姿を紐解きます。
併せて日常を彩る茶道具や、華やかな酒器も展示いたします。
これら対照的な調度品からは、今も昔も変わらない命の輝きと温かな祈りが浮かび上がることでしょう。
季節の節目に息づく「生命」と、連綿と続く「祈り」の心に触れていただければ幸いです。

開館時間 9:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日 会期中無休
入館料
大人(中学生以上) 500円
小人(小学生) 200円

※長谷寺拝観料別途(大人400円・小学生200円)

お問い合わせ 〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
宗教法人長谷寺内
TEL 0467-22-6100 FAX 0467-22-6101

開館10周年 坂東三十三所と東国の観音巡礼

開館10周年 坂東三十三所と東国の観音巡礼

あじさいをはじめとする四季の花々で知られる、古都・鎌倉の古刹、長谷寺。高さ9メートルの大観音像を本尊とする、歴史的な祈りの場です。
約800年前の鎌倉時代から伝わる貴重な宝物や文化財を展示する施設として、かつての宝物館をリニューアルした「観音ミュージアム」がオープンしたのは2015年秋のこと。
それから10年、観音信仰の総合博物館として、さまざまな発信に挑戦してきました。

今年2025年秋、開館10周年を記念して、長谷寺も名を連ねる「坂東三十三所観音巡礼」の札所寺院各位に特別にご協力をいただき、小特集展を開催するはこびとなりました。
各札所の御本尊のお御影(おみえ:御本尊のお姿を描いたお札)をはじめとする貴重な画像を、パネル展示にてご紹介するほか、長谷寺の未公開文化財や、ミュージアムの新収蔵品を公開いたします。
歴史のあゆみを通して、いまも続く祈りの「こころ」を感じ取っていただき、観音さまや巡礼に興味をもっていただくきっかけになれば嬉しいです。

本展終了後の来年2026年には、坂東は12年に1度の午年総開帳を迎えます。ふだんはお目にかかることのできない御本尊に結縁できる、またとない機会です。(詳細は、坂東札所霊場会様ホームページ をご覧ください。)
未来へと、つながっていく祈りの文化。
いま「観音さま」から目が離せません‼

なお、本展では特別イベントも開催致します!


〈特別イベント〉
10月18日 学芸員によるオープニングギャラリートーク 11:00-/ 13:00-/ 15:00-
11月1日 長谷寺文庫講座「聖地を歩く、御仏に出会う」 14:30-15:30 長谷寺書院
11月16日 ワークショップ「楽しい御朱印体験」 14:30-16:00 長谷寺書院
 *文庫講座とワークショップは、鎌倉芸術祭参加企画です。
第20回鎌倉芸術祭

開館時間 9:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日 12月8日(月)~12日(金)
入館料
大人(中学生以上) 500円
小人(小学生) 200円

※長谷寺拝観料別途(大人400円・小学生200円)

お問い合わせ 〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
宗教法人長谷寺内
TEL 0467-22-6100 FAX 0467-22-6101

終戦80年記念企画 長谷寺 潮騒の祈り、鎮魂の道のり

令和7年度 夏季展「終戦80年記念企画 長谷寺 潮騒の祈り、鎮魂の道のり」

古都鎌倉—海を見下ろす長谷寺は、古より人々の深い信仰を集めてきました。本展では、観音様の慈悲が息づくこの地で紡がれてきた「鎮魂」の営みに光を当てます。

歴史上、幾多の戦乱や災害を経験してきた日本において、人々は神仏に祈りや救い、そして魂の安らぎを求めてきました。鎌倉の潮騒が聞こえる長谷寺は、まさにそうした鎮魂の祈りが捧げられてきた象徴的な場所です。

本展では、長谷寺に伝わる貴重な寺宝をはじめ、一昨年新たにお迎えした仏像を含めて、脈々と受け継がれてきた鎮魂の美術作品を一堂に展示するほか、第二次世界大戦中に長谷寺が歩んできた道のりも一部ご紹介できればと思います。

穏やかな潮騒の音に耳を傾け、観音様の慈悲深いまなざしを通して、過去から現代へと続く祈りの道のりを感じていただければ幸いです。

開館時間 9:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日 会期中無休
入館料
大人(中学生以上) 500円
小人(小学生) 200円

※長谷寺拝観料別途(大人400円・小学生200円)

お問い合わせ 〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
宗教法人長谷寺内
TEL 0467-22-6100 FAX 0467-22-6101

2025年春季展 長谷寺花浄土

2025年春季展 長谷寺花浄土 前期:花まつり~お釈迦さまと春の花~/後期:ようこそ あじさい観音さま

西国極楽浄土をテーマにした庭園には、四季折々さまざまな花々が咲き誇る鎌倉 長谷寺――本展では前期・後期に会期を分けて、それぞれの時期に見ごろを迎える花の作品(絵画や写真)とともに当山の行事を織り交ぜながら仏さまの作例をご紹介します。

前期では灌仏会(花まつり)にスポットライトを当てて、当山で所蔵するお釈迦さまの作例を展開します。本展では灌仏会の際にお祀りする誕生仏を展示するほか、当山所蔵ガンダーラ仏の初公開もございます。

初夏へと季節が変わる後期では、本年5月に境内のあじさい散策路にお招きする「あじさい観音」さまを中心にその制作過程ほか、《あじさい屏風》や長谷観音像に関する作例の展示も行ないます。

前期・後期を通して鎌倉 長谷寺の“花浄土”をご体感いただければ幸いです。

開館時間 9:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日 5.12(月)~16(金)
入館料
大人(中学生以上) 500円
小人(小学生) 200円

※長谷寺拝観料別途(大人400円・小学生200円)

お問い合わせ 〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
宗教法人長谷寺内
TEL 0467-22-6100 FAX 0467-22-6101

2025年新春特別開帳

2025年新春特別開帳 弁天さまと巳年(みどし)の神仏

2025年は巳年。新春を迎えるにあたり、館蔵品のうち巳年ゆかりの神仏にちなんだ作品をご覧いただきます。
まず、巳年(=へび年)といえば主役はなんといっても弁天さま。インド生まれの水の女神である弁才天は、元来は技芸と弁舌の守護神で、日本においては人頭蛇身の宇賀神と習合したことで財福神としての性格を強く帯びることとなりました。本展では、毎年恒例の《出世弁才天像》の開帳にくわえ、蛇を頭にのせた宇賀福弁天としての図像的特徴を備えた《弁才天十五童子画像》2幅、幕末期の見立て役者絵《七福神稽古まち》など弁天さまゆかりの彫刻・絵画を一堂に展示します。
また、巳年の守り本尊である普賢菩薩も忘れることはできません。本展で初公開となる鎌倉期の仏画《普賢延命菩薩画像》は、小品ながら優美な中世密教絵画の秀作です。このほか、釈迦如来の脇侍としての普賢菩薩が描かれた《釈迦十六善神図》や、文殊・普賢菩薩の化身とされる寒山・拾得を描いた水墨画など、通常非公開の文化財をご覧いただきます。
さらに、同じく巳年の守り神として知られる妙見菩薩の本地にも数えられる《十一面観音菩薩立像》、毎年多くの方に楽しみにしていただいている《出世大黒天像》《恵比寿神像》のご開帳も併せて行います。
長谷寺へのお参りの折は、ぜひ観音ミュージアムへお立ち寄りください。新年のご多幸を、心よりお祈り申し上げます。

開館時間 9:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日 会期中無休
入館料
大人(中学生以上) 500円
小人(小学生) 200円

※長谷寺拝観料別途(大人400円・小学生200円)

お問い合わせ 〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
宗教法人長谷寺内
TEL 0467-22-6100 FAX 0467-22-6101

秋の名宝展2024

秋の名宝展2024 到彼岸(とうひがん) ー浄土・熊野・長谷ー

「暑さ寒さも、彼岸まで」ーー。春と秋の「お彼岸」は、四季のうつろいが明瞭な日本列島で独自に発達した宗教行事であり、千年以上の長きにわたって日本人の生活に深く根を下ろしてきました。
「彼岸」はサンスクリット語paraの漢訳で、われわれ衆生の生きる迷いの世界(此岸)に対し、悟りの世界を「向こう岸」にたとえたものです。「悟りに至る」ことをparamita(波羅蜜多)といい、それを漢訳した語が「到彼岸」です。浄土教の発達とともに、死後の極楽往生を指す語としても用いられるようになりました。この到彼岸の概念が、先祖を敬う日本人の心と結びつき、年中行事としての「お彼岸」が成立したと考えられます。さらに、「隠国(こもりく)」とよばれた大和長谷や紀伊熊野に象徴される日本独自の来世観は、「彼岸」にまつわる信仰と芸術の発達を促しました。このたびの「秋の名宝展」では、浄土・熊野・長谷をキーワードに、館蔵の優品をご紹介します。長谷信仰ゆかりの美術作品として、恒例の《長谷寺縁起絵巻》の公開も行います(今年度は上巻を展示)。

開館時間 9:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日 会期中無休
入館料
大人(中学生以上) 500円
小人(小学生) 200円

※長谷寺拝観料別途(大人400円・小学生200円)

お問い合わせ 〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
宗教法人長谷寺内
TEL 0467-22-6100 FAX 0467-22-6101

夏の名宝展2024

夏の名宝展2024 涼をもとめて ー清方と祥啓・水辺の叙景ー

今年も暑い暑い夏がやってきました。観音ミュージアムでは、館蔵の名宝のなかから、この季節にふさわしい水辺の景観を描いた日本画・仏画をご覧いただきます。近代化が進む大正・昭和期に、失われゆく江戸情緒を描いた鏑木清方の『真﨑祠前写景』。そして、「啓書記」の異称でも知られる建長寺の画僧で、雪舟・雪村と並び称せられる室町水墨画壇の巨匠、賢江祥啓の作と伝わる『よう龍観音図(瀧見観音)』。近代日本画と中世水墨画という異なる技法・形式で描かれた両作ですが、いずれも水辺に心を遊ばせるよろこびを感じさせてくれます。毎年のように猛暑記録が更新されていくなか、百年前の東京、そして五百年前の鎌倉の夏に想いを馳せ、昔日の風物のなかに涼をもとめるひとときを観音ミュージアムでお過ごしください。このほか、棟方志功・富岡鉄斎・谷文晁ら、近世・近現代の巨匠たちのそれぞれの「夏」を感じさせる名品も登場します。

開館時間 9:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日 会期中無休
入館料
大人(中学生以上) 500円
小人(小学生) 200円

※長谷寺拝観料別途(大人400円・小学生200円)

お問い合わせ 〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
宗教法人長谷寺内
TEL 0467-22-6100 FAX 0467-22-6101
お帰りなさい、絆観音

絆観音

2024年度特別展 お帰りなさい、絆観音 ーよみがえる天平の精華 中村恒克・飯沼春子2人展ー

いまから1300年前〔奈良時代・養老5年(721)〕に造られたとの伝承をもつ、鎌倉長谷寺の本尊・十一面観音菩薩立像。その造立当初のお姿を再現すべく2021年から始動した「絆観音」プロジェクトは、新しい観音像への截金彩色が完了した2024年4月をもって完結しました。このたび、完成したお像をお迎えするにあたり、制作を担われた彫刻家・中村恒克博士と日本画家・飯沼春子博士のこれまでの業績を紹介する2人展を開催いたします。令和によみがえった天平の美をお楽しみください。

開館時間 9:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日 会期中無休
入館料
大人(中学生以上) 500円
小人(小学生) 200円

※長谷寺拝観料別途(大人400円・小学生200円)

お問い合わせ 〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
宗教法人長谷寺内
TEL 0467-22-6100 FAX 0467-22-6101

春のお彼岸

春の名宝展2024 お彼岸の仏さま 長谷寺の地蔵菩薩と阿弥陀如来

春の名宝展では、お彼岸の季節にちなんで、長谷寺に伝わるお地蔵さまと阿弥陀さまの仏像・仏画をご覧いただきます。もともと「お彼岸」とは、「此岸(こちら側の岸=現世あるいは輪廻の世界)の向こう岸にある世界」の意で、悟りを得た魂が赴く浄土を指しています。本展では、わたしたちを「彼岸」に導いてくださる仏さまをご紹介します。
お釈迦さまが入滅した後の無仏の世で、六道の衆生を救う地蔵菩薩。錫杖を携えたそのお姿は、観音信仰と結びつき、長谷観音の像容にも影響を与えたと考えられています。
そして、西方浄土の教主、阿弥陀如来。観音菩薩と勢至菩薩を従えた阿弥陀三尊の主尊でもあり、極楽往生を願う多くの人たちに救済の希望を与えてきました。
花匂う長谷寺の境内で、浄土の世界にしばし思いを馳せてみてください。

開館時間 9:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日 会期中無休
入館料
大人(中学生以上) 500円
小人(小学生) 200円

※長谷寺拝観料別途(大人400円・小学生200円)

お問い合わせ 〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
宗教法人長谷寺内
TEL 0467-22-6100 FAX 0467-22-6101